あらすじ


 潮風香る街に住む「楢崎 希(ならさき のぞみ)」。父・大助に反抗し、家を飛び出し東京へ向かうが急死。1年後、希の魂が帰郷するのだが、自分が亡くなっていることを自覚できず戸惑う。

 家路につこうとする途中で、出会う人達によって自分が亡くなった事を理解し、心残りになっている事を解決しようと動き出す。やがて、自分の法事が行われているお寺へ赴く事になり、悲しみに暮れる家族や生気なく小さくなった父の姿を見る。

 さらに親戚の会話から自身の出生の秘密を知る事になり、希の生前最大の心残りである父との関係に向き合うため父の記憶に触れる事になるのだが…。

 


テーマ

 

 

 

■「死」を通して父と娘の愛情を問う。

■主人公に共感し、自身の「いいたいこと…つたえたいこと…」といった心残りになる部分と向合う。

■三原の「街の音」を劇中の映像的表現に組み入れ、印象深いものとする。